日本でもついに発売が開始されました、Amazonのタッチスクリーン付きスマートスピーカー「Echo Spot」。
早速ボクも使ってみたので、速攻レビューしていきまっす。
発売となったものの、タッチスクリーンやカメラを使った機能はいまだ準備段階のものも多い印象、対応確認次第レビュー内容もアップデートしていきまっす。
レビュー概要が以下となります。
Echo Spotの速攻レビュー概要
- Echo Spotはタッチスクリーンとカメラが搭載
- 動画や画像つきスキルが圧倒的に機能性アップ
- 音質は良くはないので注意
- マイク数減少も音声認識性能は問題ない
- 現段階ではカメラや、呼び出しなどの機能は未対応
それでは詳細いってみましょう。
Echo Spot(エコースポット)とは
Echo SpotはAmazonのスマートスピーカーAmazon Echo(アマゾンエコー)シリーズの1つ。
日本で初めて、タッチスクリーン・カメラ搭載のスマートスピーカー製品となり、今後多く登場するであろう「スマートディスプレイ」といわれる製品の先駆け的なものです。
以下がEcho Spotの主な仕様です。
項目 | 内容 |
---|---|
イメージ | |
価格(税込) | 14,980円 |
発売日 | 2018/07/26 (予約開始済) |
AIアシスタント | Alexa(アレクサ) |
大きさ | 104(高) x 97(幅) x 91(奥)mm |
操作 | 音声操作 タッチ操作 |
スクリーン | 2.5インチ 解像度 480×480 pixel |
ハードウェア仕様 | 前面カメラ マイク4基 |
オーディオ出力 | 3.5mmプラグ出力 Bluetooth出力 |
カラー | ブラック ホワイト |
これまで音声操作のみだったスマートスピーカーにさらに、タッチ操作やカメラ活用、映像や画像での情報提供、といった機能性の大幅拡張が最大の注目ポイントです。
以下で現時点で確認できた機能・特徴をレビュー交えて見ていきましょう。
Echo Spotの機能・特徴をレビュー
想像以上に小さい
サイズも事前に10cm四方程度だとわかってはいたものの、想像以上に小さいです。
上画像の通り、幅はスマホ(Xperia Z5)よりちょっと広い程度、奥行きはスマホより小さいです。
「キッチンやベッドなどに気軽におく」という用途通り、非常にコンパクトにどこにでもおけそうです。
その半面、画面の小ささは気になります。ちょっと距離がある位置に置くと、後述のレシピ動画などは見づらくなってしまうでしょう。
コンパクトさというメリットと、画面が小さいというデメリットのバランスを考えた配置を考える必要があります。
動画・画像対応スキルの利便性が大幅アップ
最大の魅力の1つが、これまで音声だけでは情報内容として扱いづらかったスキルが、画像や動画が提供されることで一気に実用的になったことです。
上の左画像がデリッシュキッチンスキルでレシピの動画再生中のもの、右画像が食べログで「池袋の焼肉屋」を検索した結果の画像選択時のもの。
他にも、カラオケJOYSOUNDで歌詞を追いながらカラオケができたり(上左画像)、「スマート家電コントローラ」でエアコンを調整後、どんな温度に調整したか結果を表示したり(上右画像)、と各スキルが使い勝手向上、スキルを使うのが一段と楽しくなっています。
Alexa基本機能も利便性アップ
スキルだけでなく、Amazon Echoの基本機能もスクリーンによって利便性大幅向上しています。
天気予報内容も複数日分、気温等も含めて表示されたり(上左画像)、音楽をかけているときに歌詞やジャケット画像を表示したり(上右画像)、と使い勝手が格段に上がっています。
他にも、便利なのはタイマーのカウントダウン表示。これまで経過時間がわかりずらかったのも、画面表示で経過時間がしっかり確認可能、設定次第でホーム画面に表示しておくこともできるので、いつでも確認も可能です。
また、Echoではできなかった「動画を再生して」といった操作も可能となっています。Alexaいわく、Prime Videoも近い内に対応されるとのこと。
Alexaの基本機能もできること、使い勝手が向上していること間違いなしです。
スマホ不要で本体タッチスクリーンで各種設定可能
タッチスクリーンにより、各種設定がEcho Spot本体上で可能となっています。
設定画面は、タッチスクリーンを上から下に引くスワイプ(指なぞり)動作をすることででてきます。
Echoの場合は、スマホを見ながらEchoを確認して・・なんてやっていましたが、本体を直接いじってすぐ反映が確認できるので非常に設定しやすくなっています。
また、ホーム画面・時計の設定項目が非常に豊富、プライム会員であれば、プライム・フォトと連携して自分の写真を簡単に壁紙設定したりスライドショー可能です。スマホからも簡単にプライム・フォトへ転送できます。
音質はEchoより悪い、Echo Dotより良し
ここまでいいことばかりでしたが、さすがにEcho他機種よりすべてがいいとはいきません。
特に注意すべきなのが、音質です。主なモデルの比較が以下となります。
機種 | Echo Dot | Amazon Echo | Echo Spot |
---|---|---|---|
イメージ | |||
価格 | 税込 5,980円 | 税込 11,980円 | 税込 14,980円 |
スピーカー | ・0.6インチスピーカー (音質×) | ・2.5インチウーファー + 0.6インチツイーター ・Dolbyデュアルスピーカー (音質○) | ・1.4インチウーファー + 0.8インチツイーター (音質△) |
マイク数 | 7つ | 7つ | 4つ |
スピーカー性能としては、Echo DotとEchoのちょうど中間というところ。「Dolbyデュアルスピーカー」という部屋全体に音を響かせる技術の有無などの差が大きく、Echoの音質には及びません。逆に、Echo Dotよりは断然良い音です。
実用性としては、音楽鑑賞用途には少し足りないレベルです。「音楽再生メインに使う」と考えている場合は、Echo、またはEcho Plusがおすすめです。寝室でちょっと聴く分には十分な音質かと思います。
音質は、オーディオ出力端子やBluetoothで出力も可能ですので、外部スピーカーを使ってフォローも可能です。
また、マイク数が実はEcho Spotは少なくなっていますが、実用してみた感覚としては、特に問題になりません。音声認識性能が低いと感じるようなことはないです。
総じて、価格・機能性・音質、このバランスで使いたい機種の選択となるかと思います。以下で各機種を紹介しています。
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一部機能が準備中
また、注意として、Echo Spotの大きなウリの機能であり、カメラを使ったビデオ通話や、自宅の見守り、別の部屋や遠くの家族との通話、といった「コミュニケーション機能」は現状利用確認できていません。
もともとコミュニケーション機能は、「今後順次提供予定」となっている機能ですので、未対応だと思われます。
ただ、Echo Spotの最初のチュートリアルビデオで、『「お父さんにつないで」といってみよう』、といった紹介があるので、かなり紛らわしいです。今後のアップデートに期待です。
Echo Spot速攻レビューまとめ
以上Echo Spotの速攻レビューでした。まだまだ、たくさん触れてはいないので、発見や更新等があれば、随時更新しようかと思っています。
Echo Spotのできること、Amazon Echo各種でできるさまざまなことは以下で別途紹介しています。合わせて参照ください。
こちらも合わせてチェック
・Amazon Echo Spot(エコースポット)でできること ~Echoからの進化と劣化、その違いとは~
・Amazon Echo(Alexa)でできること大全 ~音声操作一覧からスキル拡張まで~
いじょうでっす。
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