(2018/04/06 WEBGYM追加)
AIスピーカー Google Home(グーグルホーム)は日々更新されるサードパーティ(他社)製の拡張アクション(アプリ)が利用可能です。拡張アクションはActions on Googleという開発プラットフォームで開発され、各社のサービスが提供されています。これにより、Google Homeの本来の機能以上にできることが増えていくこととなります。
本記事では、代表的な拡張アクションやおすすめアクションの紹介をしていきます。
Google Home 拡張アクション(アプリ)の基本的な使い方
まずは、拡張アクションの使い方を簡単に確認しておきましょう。
拡張アクションの利用は基本は、一度そのサービス名を指定してつなぐ必要あります。以下のような声がけを行います。
- 「OK Google、(アクション名)につないで」
- 「OK Google、(アクション名)を開いて」
また、サービス接続中に以下のような声がけでアクション接続を終了できます。
- 「OK Google、キャンセル」
- 「OK Google、終了」
対話トーク系のアクションだと、「バイバイ」などで終わるものもあります(ピカチュウトークやじゃんけんゲーム)。
また、アクションによってはひとことでサービスを実行することも可能で、一言の場合以下のような声がけとなります。
- 「OK Google、(アクション名)を使って(やりたいこと)をして」
以上が基本的な使い方でした。以下で主要なアクション(アプリ)を見ていきましょう。
Google Homeの外部拡張アクションの紹介とレビュー
Google Home向けのアクションは日々増えていっており、全てを網羅することはできませんが、以下で代表的なものや、多くのユーザーにとって便利・有益そうなものをピックアップしていきます。以下が一覧です。
アクション名 | 内容概略 |
---|---|
楽天レシピ | 料理レシピの提案 |
食べログ | 人気の飲食店検索 |
ホットペッパーグルメ | オススメの飲食店検索 |
ベストティーチャー | 英会話聞き取り練習 |
SUUMO | 物件紹介 |
トクバイ | 住所に基づくスーパーの特売品情報 |
日本史語呂合わせ | 年号語呂合わせクイズ |
Yahoo!MAP | ごみ収集情報 |
Ameba | 芸能人からのボイスメッセージとブログ情報 |
絶対音感オーケストラ | 楽器の音が鳴りその音階を当てるゲーム |
なみある? | サーフポイントの波情報を朝、昼、夜更新でお知らせ |
1分カウントダウン | 1分を45, 30, 15などの区切りありでカウント |
じゃんけんゲーム | じゃんけん |
ピカチュウトーク | ピカチュウと話せる(ピカ、ピカー) |
外為どっとコム | 為替(ドル、円、ユーロなど)、指標確認 |
歯磨きくん | 音楽に合わせて楽しく歯磨き |
モンスターサーチ | モンスターハンターのモンスター弱点をお知らせ |
音楽ランキング | iTunes提供の音楽ランキングとその曲を少し聴けちゃいます |
キーワードニュース | 自分で指定したキーワードに関するニュースヘッドラインを聞けます |
WEBGYM | トレーニングアプリの「WEBGYM」で音声ガイドとともにストレッチや筋トレ |
多様なものがありますが、役立つのでしょうか。以下では、僕が実際に使用してみた主要なアクションの内容&レビューをご紹介していきます。
楽天レシピ:料理レシピの提案
献立ジャンルの指定、食材の指定、となりのごはん(誰かが利用してるレシピ)、などを指定することでレシピ提案してくれます。提案レシピはメールで送信されます。
気軽にGoogle Homeとお話するだけで、献立案がでてくるのはお手軽で良いかもしれません。ですが、音声だけではレシピの具体的な内容までは把握できず、当然画像もありません。最終的な内容はメールとなり結局スマホ等で見ることになるので、はじめからスマホで検索したほうがいい感が強いです。
レシピアプリという意味では、対話形式で、料理中に手順を教えてくれると便利かと思うのですが(手が塞がったりするし)、そういった方向へ機能拡張されることを期待したいです。ちなみに英語版はそういった機能があります。
食べログ:人気の飲食店検索
料理ジャンル、駅名から食べログでおすすめの店舗情報、口コミを読み上げてくれます。
情報を得るまでに会話で時間がかかるわりに、得られる情報が少ないですし、やはり、食べ物なのに画像が見れないのはつらいところですね。結果を転送もできないので、店名を覚えるのもつらいです。あまり実用性は感じていません。
ホットペッパーグルメ:おすすめの飲食店検索
エリア、時間帯、ジャンルなどを指定することで、おすすめのお店を教えてくれます。
気軽にお店情報を聞けて便利ではありますが、結果を1つずつ読み上げられても、まどろっこしいのと、料理や店舗画像がないので、スマホで検索したほうが向いている印象ですね。Google Homeでは音声だけで情報の転送もありません。
ただし、画面出力がある機器(スマホのGoogle Assistant)の場合には、提案店舗の情報が画面に表示、タッチでリンクへ飛ぶことが可能なので実用性が一気にあがります。画面出力さえあればよいアプリです。Google Homeでは実用的ではないでしょう。
リクルートの『SUUMO』『ホットペッパーグルメ』がGoogle社の提供するGoogleアシスタントに対応開始
ベストティーチャー:英会話聞き取り練習
1つの英会話を聴いて、その会話内容に基づいた問題に答える、英会話聞き取り練習問題に取り組めます。
原文を確認できなかったり、日本語訳がないので詳細な確認はできませんが、英語リスニングになれるには良いと思います。リスニングは、日本語訳をすることではなく英語耳に慣れることが重要ですからね。毎日新しい英会話・問題をを無料提供してくれます。
音声を活用した、AIスピーカーにマッチした実用的アプリだと思います。需要もありそうですしね。
リビングで気軽に英語が学べる–「ベストティーチャー」がGoogle Homeに対応
SUUMO:物件情報
地名、家賃、間取りから物件を提案してくれます。とりあえず一件だけ提案してくれます。
一件だけ提案されても微妙ですし、結果を得るまでのやりとりがまどろっこしいですし、間取り画像も見れないですし、音声アシスタント向きじゃない印象ですね。
リクルートの『SUUMO』『ホットペッパーグルメ』がGoogle社の提供するGoogleアシスタントに対応開始
トクバイ:住所に基づくスーパーの特売品情報
Google Homeに登録した住所に基づいて、近所のスーパーの特売品1品を知らせてくれます。
現状ピックアップされるスーパーが自動で決定され、最も利用しているところとも限らないため、使い勝手は現状はよろしくはないです。挙げてくれる商品が1品限定なのも微妙ですね。
しかし、サービス内容としては、音声で気軽に得たい情報としてマッチしていて良いと思います。今後、特定のお店の情報取得が可能になったり、お買い得品も数品聞けるようになったり、といった改善は可能でしょうから、将来性はあると思います。残念ながら現時点での使い勝手は悪いです。
日本史語呂合わせ:年号語呂合わせクイズ
日本史の年号語呂合わせをいってくれるので、その語呂の年号にあった出来事や内容を答える形式の問題です。
例:
「問題じゃ、1、1、9、2、いい国作ろう・・」→「鎌倉幕府」と答える
という具合。ちょっと面白かったです笑。声のみで対話型でクイズが進行するのが体験としては新しく楽しくもあります。結構難しかったので、受験生や子供お遊び道具としながらお勉強もできてしまうアプリです。
音声インターフェースにマッチしたアプリで良いと思います。
Yahoo!MAP:ゴミ収集情報
ごみ収集日をお知らせしてくれます。
「今日〇〇△丁目では、可燃ごみが捨てられそうです」
明日、明後日、土曜日などを指定して確認することも可能です。ゴミ捨て日は覚えている人も多いでしょうが、案外あまり出さないゴミ種類の収集日は忘れていたりするのでその際に気軽に確認できるのはいいですね。
ただ、とっさにゴミ捨て情報を知りたくて「Yahoo!MAPにつないで」ということを覚えておくのが一番の難関でしょうね。そもそも、「Yahoo!MAP」という名前でサービス内容がごみ収集情報という謎っぷりがありますね・・。
Ameba:芸能人からのボイスメッセージとブログ情報
まず芸能人からのボイスメッセージが聞けます。僕が芸能人に詳しくないのもありますが、知らない名前3人のメッセージがありました笑。
それから芸能人ブログ、ブログ検索、ランキング、最新更新日等を聞けます。アメブロチェックしている人は、更新情報が気軽に聞けて便利かもしれません。
Google HomeでAmebaと会話できるようになりました!
ピカチュウトーク
ピカチュウとお話ができます。
「ピカチュウトーク」は、スマートスピーカーを通じて、ピカチュウとの会話を楽しめる。ユーザーの話しかけた内容にあわせて、ピカチュウは「ピカ~」「ピカピカ」と反応、子供~大人まで幅広いユーザーにとって楽しめる内容に仕上げられた。
参照:AIスピーカーで「ピカチュウ」と会話、Google HomeとAmazon Alexaで
なんともシュールなアプリ笑。子供は喜んでくれそうですね。音声インターフェースとマッチしていますし、ピカチュウ語の表現でどう面白くしてるのか期待しています。
歯磨きくん
リズミカルな音楽と掛け声にあわせて、歯磨きができます。 子供の歯磨き習慣化に役立つこと間違いないです。
開始のときは「歯ブラシの準備はいいかな~?」という語りかけがされて、「いいよ!」といえば歯磨き開始。その後の音楽もリズムに合わせて歯を磨く指示がされるので、ついつい合わせてがんばって磨いてしまう子供も多そうです。
子供の教育に有効活用しましょう。
モンスターサーチ
人気ゲーム「モンスターハンター」のモンスターの弱点を教えてくれます。ゲーム中は手が放せないことも多いため、かなり有効的な使い方が可能です。最新作「モンスターハンターワールド」のモンスターにも対応しています。
音楽ランキング
iTunes提供の音楽ランキングを聞くことが可能です。ランキングとともに、その曲を少し聴くこともできるので、人気かつ自分の好みにあった曲を見つけるのに有効です。
まとめ
ということでGoogle Home向けの外部拡張アクションを紹介してきました。これからどんどん便利なものが増えていくこととなると思います。今後にも期待ですね。
Google Home自体のたくさんのできることは別途まとめているので、合わせてご覧ください。
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いじょうでっす。
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