Amazonのボイスブック(オーディオブック)サービス「Audible(オーディブル)」、ご存知でしょうか?
ボイスブックサービスは、今まで読書ができなかった時間をも読書の時間に変えてくれる、時間を効率的に使えるサービスです。
さらに、効率アップのために一役買うのが、「Alexa(アレクサ)」による音声操作。
Amazonのオーディブルは、ボイスブックサービスそのものと、さらにAlexaという音声AIアシスタントを掛け合わせることで、非常に効率的な耳での読書環境を提供します。
2018年8月よりプランもリニューアルしたオーディブルの魅力、お得な使い方を紹介していきまっす。
Audibleで特におすすめの「ビジネス書」は以下でも紹介していますので、どんな本が聴けるか気になる方は覗いてみてください。
新プランになったAudible(オーディブル)とは
Audible(オーディブル)はAmazon提供の「耳で聴いて読書する、ボイスブックサービス」です。
書籍文書を見て読むのではなく、ナレーターによる朗読を聴いて読書するスタイルです。
2018年8月より新サービス形態へ刷新、2018年10月より音声AIアシスタント「Alexa(アレクサ)」からの利用にも対応、と最近大きなアップデートが行われました。
新しいオーディブルの主な特徴が以下です。
Audibleの主な特徴
- 日本向け1万4千タイトル、全言語では40万タイトル以上配信
- タイトル購入型(聴き放題なし)
- 会員は月額1,500円、非会員でも利用可能
- 会員は毎月1冊、価格に関わらず購入可能
- 会員は購入タイトルの交換・返品が可能
- 会員は常に30%オフで購入可能
- 購入した本は退会後も永続利用可能
- Alexaや、スマホ、PCなどから幅広く利用可能
そもそも文書を目で見れない読書なんて本当に便利なんでしょうか?
そして、新プランになったAudibleは果たして月額1,500円ほどの価値があるのでしょうか?
そのへんを以下で詳しく見ていきまっす。
オーディオブック「Audible」のおすすめポイント
まずは、「耳で聴く読書」であるAudibleの何が魅力なのか、おすすめポイント・特徴をご紹介していきまっす。
様々な時間が読書時間に変わる
なんといっても、今まで読書できなかった様々な時間が読書時間に変わる、これが最大の魅力の1つです。
例えば以下のような時です。
- 通勤時間(徒歩中を含む)
- 車の運転中
- ランニング中
- 家事や子守中
- 食事中
- 様々な隙間時間。着替え時や歯磨き時なども
こういった、「頭は使ってないんだけど、体を使っていて読書ができない時間」を読書時間に変えることが可能となります。
さすがにパソコン作業中や料理中など頭を使っているときには難しいと思いますが、ちょっと頭に余裕があるときはいつでも読書できてしまいます。マルチタスクが得意な方は、そういった時間すら読書に当てることも可能かもしれませんね。
聴き方としては、スマホ&イヤホンでの利用はもちろん、在宅時などのちょっとした合間には音声AI「Alexa」からの利用が非常に便利(詳しくは次項)。
気軽にさまざまな時間を読書時間に変えてくれる、忙しい人でも使いようによって効率的読書ができる、これが最大の魅力です。
Alexa(Amazon Echo)と連動して手軽にいつでも読書
AudibleはAmazonのAI「Alexa(アレクサ)」に対応しており、「アレクサ、本を読んで」の一言で読書が気軽に始められるのも大きな魅力です。
オーディオブックサービスは他社のものもありますが、この「Alexa」から手軽に再生可能という特徴は、他社にはない大きな強みです。
より小さな隙間時間を読書時間に変えるには、いかに手軽に読書が再開、停止できるかが非常に重要。それを叶えるのがAlexa搭載のAIスピーカー「Amazon Echo」シリーズ。
Amazon Echoがあれば再生・停止含め、以下のような操作が一言でできちゃいます。
できること | 音声操作例 |
---|---|
最後に読んでいた本を続きから読上げ | 「本を読んで」 |
作品名指定で読上げ | 「(作品名)を読んで」 |
再生操作 | 「巻き戻して(=30秒)」 「早送り(=30秒)」 「5分巻き戻して」 「3分早送りして」 「一時停止」 「再開」 |
読み先移動 | 「最初から読んで」 「次のチャプターにして」 「前の章にして」 |
停止する | 「止めて」 |
スリープタイマー | 「1時間後に止めて」 |
Amazon Echoの各機種やAudibleの使い方などは以下で詳しく紹介しています。
日本タイトル1万4千、世界タイトル合わせると40万冊以上が対応
利用にあたって最重要となるのが、「コンテンツは充実しているのか、読みたい本はあるのか」ですね。
もちろん、書籍と比較するとまだまだ圧倒的に対応数は少ないですが、日々話題作を着々と追加していっています。
小説では「ハリーポッター各シリーズ」「下町ロケット」「君の名は」など、ビジネス書では「7つの習慣」「お金2.0」「多動力」など、様々な話題作にどんどん対応しています。
ベストセラーや多くの人が気になるタイトルを率先してボイスブック対応している印象ですので、ニッチなものを求めなければ読みたい本も見つかりやすいかと思います。
すでに日本語タイトルでも1万4千タイトル以上、全言語合わせると40万タイトル以上という、オーディオブックとしては非常に豊富なコンテンツをもっています。
ナレーターが著名人・役者さんが担当
ちょっとおもしろい魅力が、ナレーター(朗読家)に役者さんや、その本のドラマやアニメ等のキャストが起用されていること。
具体的には以下のような感じです。
タイトル | ナレーター |
---|---|
谷田 歩 (TVドラマキャスト) | |
中村 蒼 田中 麗奈 | |
水橋 研二 花村 怜美 水野 理紗 (アニメ映画声優陣) |
基本的に役者さんや声優さんなので、聴きやすさ・聴き応えは問題なし。映画・ドラマ・アニメのキャストと同じ人がナレーションしているとまるでドラマCDかのような感覚で没入できちゃいます。
もちろん、ビジネス書などは専門のナレーターで聴きやすさ重視だったり、英語の本は当然ネイティブの方の読み上げとなり、それぞれ最適に聴くことが可能です。
3.5倍速まで可能な速度変更
気になることの一つに読書のスピード感があると思います。耳でなぞって聴く分、目で速読出来る方にはなかなかスピード感は及ばないかもしれません。
しかしAudibleでも読書スピード感をあげることは可能で、朗読スピードコントロールが可能となっています。最大3.5倍速まで可能で、速度を上げても声質は変わらず快適に聴くことが可能です。
ボクもビジネス書などは、速度をあげて一気に聴いたりしてますが、耳を慣らすと2倍速以上でも全然聴けてしまいます。
そうするとある意味で強制的な速読環境を作れる、ともいえるので、目で速読が苦手な場合でも速読可能、場合によっては目で読むより早く読了します笑。
もちろん逆にゆっくりにして子供への読み聞かせなどに最適にして活用することなんかも可能です。
新Audible会員の特徴とお得ポイント ~ コイン制はどんな感じ?
ここまでで、Audible自体の魅力、いかに効率的な読書を実現できるか、は多少なりは伝わったかと思います。
その上で実際に利用するには、「月額会員になるか、非会員で利用するか」といった選択が可能です。
果たして月額1,500円の価値が会員にはあるのかどうか、そこを詳しく見ていきまっす。
月額会員と非会員との違い
以前は会員制の聴き放題サービスだったため勘違いすることも多いですが、Audibleは非会員でも利用が可能です。
会員と非会員の違いは以下の表のようになります。
会員 | 非会員 | |
---|---|---|
月額 | 1,500円 | 0円 |
毎月特典 | 好きな本を1冊買えるコイン付与 | なし |
タイトル購入費用 | 常に30%オフ | 定価 |
無料コンテンツ | 一部無料利用可能 | なし |
タイトル返品・交換 | 返品・交換が一定回数可能 | 不可 |
初月特典 | 月額無料で1コイン(1冊)利用可能 | なし |
タイトルの権利 | 退会後も永続的に保持 | 永続的に保持 |
ざっくりいえば、会員は月額を払う代わりに、タイトルをお得にゲット可能、さらに付加サービスあり、といった感じです。
どんなお得さが詰まっているのか、上記表の特に注目の項目を以下で見ていきます。
会員の特徴①:コインで毎月1冊どんな価格の本でも購入可能
Audible会員は、「毎月1コインが付与され、1コインで好きな本を購入可能」という仕組みになります。
そしてなんと、コインで買えるタイトルは、価格に制限がありません。
ボイスブックは基本的に、「本の価格 + ナレーター費用」がかかるため、高めな価格設定なものが多く、Audibleでは基本的に2,500円~4,000円程のタイトルが多いです。
それらが1,500円で購入できるのと同じとなるため、会員であれば半額程度でタイトル購入が可能ということ。
また、現在Welcome Packと題したセット販売タイトルもあります。当然1タイトルものより高いのですが、このセットも1コインで購入可能、すなわち実質1,500円となります。以下は7,500円のパックが1コイン購入可能な画面例です。
退会はいつでも自由なので、欲しい本があったときにだけ入会、コインを利用して購入、そして退会。こうすれば、単純に半額程度でタイトルを購入しているだけですね。
この特徴だけでも、Audibleを使うなら会員で使ったほうがほとんどの場合お得といえます。
会員の特徴②:読んだ後でも交換・返品が可能
会員の大きな特典といえるのが、「読んでからもタイトルの交換・返品が可能」ということ。非会員は一切返品不可です。
今どき交換返品なんて普通、そう思うかもしれませんが、この交換・返品、まさかのタイトルを聴き終わった後でも利用可能。
つまり、上述した1コインだけで2冊、3冊と聴くこともできてしまうんです。
ボクは、あるタイトルを最後まで聴いてみたものの、「内容は結局いまいち、もう2度とは聴かないな」そう思い返却、実際に別のタイトルに交換できました。
ただし、あくまで、タイトルに満足が行かなかった場合のための交換・返品対応。返品回数に上限はあり(具体的回数は非公開)、何度も続けて行うと返品不可となります。
節度を守る必要はありますが、かなりで強力で融通がきくタイトル交換・返品システムが利用可能です。
会員の特徴③:常に30%オフで本を購入可能
毎月1冊ペースほどなら、上の毎月付与のコインですべて事足ります。 が、人によっては月に何冊も購入したい、なんてことも当然ありますよね。
そんなときに有効なのが、会員だと30%オフになるということ。単純に安く買えるんですね。
上記のコイン購入と合わせて、基本的にAudibleを利用するなら会員の方がお得に購入可能なのは間違いないですね。
会員の特徴④:退会後もそのままコンテンツ利用可能
そして、会員中にコインや、30%オフなどでお得に購入したものも、退会後も永続的に利用することが可能です。
つまり、Audibleタイトルを購入するなら、一時的にでもいいので会員になって購入したほうが基本的にお得、デメリットはない、ということですね。
ということで、非会員でも使えるAudibleですが、利用する場合は素直に一旦は会員になりましょう笑。
会員の特徴⑤:無料体験で1タイトルもらっちゃおう
Audible会員は初月が無料で利用可能、上述したコインの付与や、30%オフ購入もしっかり利用可能です。
無料で1コインが付与されるので、1タイトル無料で購入が可能、しかも退会しても利用が可能。
つまり、無料体験だけで本(ボイスブック)が1冊無料でもらえます。
上述もしたとおり、1コインはどんな価格のものも購入可能、パック商品を購入すれば複数の本もゲット可能。なかには10,000円ほどのものもありますがもちろん無料でゲットできます。
使用期限もなく、もらったあとに即退会でも問題はなし、デメリット無しで好きな本がもらえるので、やっといて損なしといったところ。
興味が湧いたらぜひ体験してみましょう。
以下でおすすめコンテンツも紹介していますので、最初の1冊に参考にして見てください。
おすすめコンテンツ
ということで、Audibleの魅力やもお得な使い方もわかったところで、おすすめのコンテンツを簡単にご紹介していきましょう。
といっても、僕はおもにビジネス書を隙間時間で聴いていることがほとんどですので、ビジネス書の紹介がほとんど。しかもかなり有名所の本を聴いているのでもう書籍で読んだ方も多くいらっしゃるかもしれませんね笑。
それくらいの名著たちが対応してるといった感じで、ちょっとした参考にしてもらえればと思います。
タイトルイメージは販売ページへのリンクになっていますので、気になる作品詳細はそちらで御覧ください。
別途人気ランキング・おすすめ本もまとめました、以下の記事を参照してみてください。
Audible(オーディブル)の退会方法
上記の通り無料体験で1冊利用することが可能ですが、その後は自動継続設定になっているので、課金したくない方は解約を忘れないようにしましょう。
解約メニューが少しわかりずらいので、退会メニュー選択箇所の画像を貼っておきます。
画像の通り、オーディブル会員メニューの「アカウントサービス」の画面の下の方に退会メニューがあります。
新サービスになったAudibleのまとめ
以上、サービス形態が刷新され、Alexaにも対応した新Audibleの紹介でした。
紙の本より価格が高いというのがネックのボイスブックですが、会員になれば月額1,500円であらゆる本が購入可能ですので、これなら紙の本とも同程度、コストパフォーマンスとしてもアリですね。
なんにせよ、まずは無料体験で1タイトルはもらっておく、そしてボイスブックを体験して自分にあったサービスなのか確認してみると良いかと思います。
上でも挙げたとおり、紙の本では読書ができない時間も、読書時間にできるという生産性、効率の高い読書スタイルが魅力かと思います。Alexaとともに利用するとより一層効率アップ、便利さも実感できるのでおすすめです。
以下でアレクサの多くの機能や、人気のAudible本の紹介もしています。合わせて参照ください。
いじょうでっす。
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