sRemo-R2の使い方&レビュー ~使いにくい・・だが使いこなせばすごいやつ~

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今年(2018年)2月、豊富な機能性と安さで発売開始と同時に売り切れるほど注目されたスマートリモコンがありました。それが「sRemo-R」。

しかし、いくつもの製品が発売されているスマートリモコン市場にて、sRemo-Rの製品評価は決して高くはなく、むしろ初心者には取っつきにくい製品として埋もれた印象となってしまいました。

それから半年・・、sRemo-Rが再起をかけて、バージョンアップして帰ってきました。 それが「sRemo-R2」

果たして初代からどう変わり、そしてどんなポテンシャルを秘めた製品なんでしょう。以下で具体的に機能、使い方を見ていきましょう。

 

あらかじめ要点をまとめておくと以下のような感じです。

sRemo-R2の使い方・特徴の要点

  • 初期設定が簡易化され使い出しやすくバージョンアップ
  • でもスマホアプリ自体は使いにくい
  • 温度、湿度、照度センサー付、グラフ確認まで可能
  • 「寝てる時間帯に、28度を超えたらエアコンオン」の様な自動制御可能
  • Amazon Echo/Google Homeから好きな操作をシンプルに呼出
  • Amazon Echo/Google Homeから多段操作マクロも呼出
  • IFTTTトリガーで呼出、IFTTTアクションを呼出も可能

それでは詳細いってみましょう。

sRemo-R2とは – バージョン2号機へ

sRemo-R2は、赤外線リモコン家電をスマホアプリやスマートスピーカー等から操作可能とするスマートリモコン製品です。

sRemo-R2の仕様が以下となります。

機器名 sRemo-R2
イメージ
メーカー SOCINNO
価格 税込 6,804円
発売日 2018/08/16頃より出荷開始
サイズ 43(幅) x 80(高) x 18(奥)mm
無線形式 802.11/b/g/n
搭載センサー ・温度
・湿度
・照度(明るさ)
対応スマートスピーカー※ ・Amazon Echo(Alexa)
・Google Home(Googleアシスタント)
電源同梱物 ・USB電源アダプタ
・USBケーブル
機能 ・外出先から操作
・マクロ(まとめて操作)
・温度や湿度で自動制御
・IFTTT連携

 

sRemo-R2はその名の「2」の通り、2番目のバージョンの製品です。

前身となる「sRemo-R」という製品があり、そのある意味での失敗を経てパワーアップされた製品です。

sRemo-Rとの大きな違いは以下です。

  • 初期設定のフローをシンプル化
  • 同梱物にUSB電源アダプタやケーブルが付属
  • 定価が500円ほど安くなった

 

初代のsRemo-Rが万人に向かない最大の理由が「初期設定フローの複雑さ」でした。ただのWifi設定のみならず、ポート開放など面倒な手順があったのが難点でした。

その反省を踏まえ、今回わざわざハードウェア構成を変え「バージョン2」として刷新、初期設定フローが簡略化されました。

また、バージョン2ではUSB電源等も同梱されました。初代は自分でUSB電源、ケーブルともに用意しないと使えません。これは他社製品でも付属してないことも多く、大きな改善です。

こういった改善が施されてなお、価格はさらに500円安くなった本製品。非常にコストパフォーマンスがあがった、気合を入れてきた製品といえます。
 

ということで初代からの改善は間違いないsRemo-R2。ただ、実際の使い勝手はいかほどなんでしょう、以下でデメリット、メリット両面から見ていきましょう。
 
 

 

sRemo-R2のデメリット「ここがイケてない」

まずはデメリットからお話していきましょう。

なぜデメリットからいくかといえば、デメリットのポイントが主に基本操作や設定部分に当てはまる項目が多いためです。

基本的な使い方とともに見ていきましょう。

スマホアプリが使いにくい

sRemo-R2の最大の難点が「スマホアプリ使いにくい」問題。残念ながら、これは初代から変化がありません。

まずは、実際のスマホアプリ上のリモコン画面を見てもらいましょう。
 

▼エアコン、テレビ、照明のリモコン画面

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エアコンだけは、専用リモコン画面が用意されており使いやすいリモコン画面となります。ただ実際に使うと、温度の上げ下げがスワイプ操作で若干使いにくい部分もあります。

そして、他社製品と比較しても大きく使い勝手が劣るのが、テレビや照明のリモコン画面ですね。

具体的には、実リモコンの見た目と違うただの格子状配置のボタンや、テレビのようにボタンが多い場合1ページに収まらず複数ページにまたぐ、といったことが要因ですね。

リモコン部分に限らず、全体的に操作や設定方法がちょっと変わっているというか、直感的じゃない印象があり、扱いに慣れが必要な製品といえます

 

捉えようによっては、自分でボタン配置やマクロ配置も自由自在で自由度が高いともいえるのですが、やはり多くの人にとって使いやすいとはいえません。
 

リモコン学習のためのプリセットデータが少ない

スマートリモコンで使いやすさのポイントの1つが、簡単にリモコン学習できること。ボタン1つ1つ自分で登録するのではなく、リモコンのプリセット設定等で簡略化できるのが理想です。

sRemo-R2では、ユーザーが手動設定したボタンセットをクラウド保存して公開可能、それを別ユーザーがプリセットとして利用可能という形式です。
 

▼プリセット一覧と、選択後確認画面の例

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左画像のような感じで、メーカー・型番が設定されたデータ一覧があり、それを選択すると右画像のように任意設定されたリモコンセットを確認、それを特定のボタンページに設定可能という形。

クラウドデータ共有型は、ユーザー数が多いほど強力、メーカーがサポートしないニッチな製品もユーザーによってプリセットが用意されたりしていくポテンシャルがある有効な方法です。

ただ、問題は現状ではユーザー数が限られており、プリセットの種類も少なめということ。

今後sRemo-R2の普及次第では大きな可能性を秘めたプリセット学習方式ですが、現時点では対応数や、アプリ上での探しやすさ等から考えても、リモコン学習がしやすいとはいえない状況です。

 

sRemo-R2のメリット「ここがイケてる」

上述のように、基本的なスマホリモコン自体が使いにくいという問題はあるものの・・sRemo-R2には、それを差し引いても使う価値のある豊富な機能が備わっています

sRemo-Rは他社製品以上に、ユニークかつ踏み込んだ機能が多く、家電やITをいじるのが好きな人に向いた、いじりがいのある製品です。

魅力の機能を以下で見ていきましょう。

温度、湿度、照度を確認、グラフ表示で変化もわかる

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左画像のように、sRemo-R2は環境センサーが豊富で、温度、湿度、照度が観測可能、外出先からも確認できます。

また、センサーが豊富なだけではなく、センサーデータをなんとグラフで可視化可能

どんな環境で過ごしたかが一目瞭然。例えば以下のようなことが確認可能。

  • 「外出先から家電操作してちゃんと動作したかを変化で確認」
  • 「自分が寝苦しい夜とはどんな温度、湿度なのか把握」
  • 「冷房とドライでの温度・湿度の変化違いを確認」

そんなデータを確認しながら、エアコンの使い方、下記の自動制御設定などを検討することが可能。

現在だけでなく過去を含めた広い環境データ確認可能なのは他社スマートリモコンにないユニークかつ魅力的な機能です。

 

環境 + 時刻に合わせた自動制御が可能

最近のスマートリモコンに求められる高機能さの1つが

「センサーによる自動制御」

です。スマートスピーカーからの音声操作は当たり前、音声操作以上にスマートな「自動制御」です。

sRemo-R2では、環境センサー条件と時間帯の指定を組合せて、好きな家電操作が実行可能です。

時間帯の指定のみで、曜日指定や、平日のみなどの設定はできないのは惜しいところ。ただセンサーと合わせた時間指定があるだけでもかなり実用的です。
 

▼設定メニュー例、2つのメニューから構成

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左画像は、基本の制御で1番が「28度を超えたら、冷房ボタンを実行」といった設定。

右画像が、追加設定で時間等を指定可能、1番が「23:00から06:30までの間」という条件を追加しています。

これで、

「夜寝てる時間帯に28度を超えたらエアコン冷房自動でオン」

といった制御が可能となります。
 

画像の通り、基本と応用という2つのメニューを操作するなど、アプリ操作にはわかりにくい点があるので、迷ったら以下の公式マニュアルを参照しましょう。

 

好きな操作をスマートスピーカーから呼び出しやすい

最近は利用する方も多いスマートスピーカーからの音声操作、sRemo-R2では

「任意のボタンごとに呼び名を決めて認識させる」

という方式が基本となります。以下が例です。

▼TV5チャンネルボタンを「テレ朝」と名前をつけて設定、Alexa認識後「テレ朝つけて」で5チャンネルがつく

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同様にすれば、「レコーダー録画オン」「加湿器つけて」など好きな機器の好きな操作が音声操作可能

他社スマートリモコンでは、テレビ、照明、エアコンといった機器単位で認識させるのが基本。細かい操作に対応していても呼び出しにくかったり、対象外の機器の音声操作設定はできても面倒な手順が必要なことが多いです。

sRemo-R2では、あえてテレビや照明といった機器単位を捨てることで、自由かつ直感的な音声操作をしやすくしています

1つ1つ必要な操作を登録する手間はかかる分、音声操作しやすい環境が作れる、といった形です。

 

多段操作マクロを登録してスマートスピーカーから利用可能

sRemo-R2のマクロは、インターバルを設定して、複数の操作を呼び出しする多段操作が可能です。

以下の左画像が設定例でカーソル移動と決定などをして、1ボタンで「トルネ」起動を可能にしています。

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そしてこの多段マクロもスマートスピーカーから通常通り呼び出し可能。上記例ではAlexaから「トルネつけて」でトルネの起動まで細かなリモコン操作含めて一発で行えるということですね。

これはいくらでも応用が可能で、「テレビオン → レコーダーオン → 録画番組メニューへ切替」などいつもの操作をまとめて実行可能ですね。

いつも行っているルーティン的リモコン操作を、一言の音声操作でできる、かなり強力な機能です。

現状、時間差付多段マクロを組んでスマートスピーカーから呼び出し、といったことができるのはsRemo-Rだけです。

 

IFTTTとの連携機能が豊富:リモコン実行も、IFTTTアクションの実行も

sRemo-R2の特徴の一つが、IFTTTとの連携機能が豊富なこと。

IFTTTとは、様々なWebサービス同士をリンクして利用できるサービスで、LINEやGMail、Twitter、GPS情報など様々なサービス・情報と連動が可能となります。

sRemoとの連携では、大きく以下の2種類の使い方ができます。

  1. IFTTTトリガー条件に基づき、sRemo-R2のリモコン実行
  2. sRemo-R2の環境センサー条件等に基づき、IFTTTのアクション実行

IFTTTからのsRemoのリモコン利用だけじゃなく、sRemoセンサーを活用してIFTTTのアクションを呼べるのがなかなかユニークな対応。他ではなかなかない機能です。

 

それぞれ具体的には以下のようなことが可能となります。

1.IFTTTトリガー条件に基づき、sRemo-R2のリモコン実行の例

  • GPS情報に基づき、家に近づいたらエアコン・照明をオン
  • 日時指定に基づき、毎日定時にエアコンオン・オフ

 

2.sRemo-R2の環境センサー条件等に基づき、IFTTTのアクション実行の例

  • 日中に部屋の温度が30度を超えたら、LINEやGMail等で通知
  • 部屋の温度が30度を超えたら、エアコンをオンとともにLINE通知

このように、sRemo標準ではついていない、GPS位置情報と連動した自動制御、スケジュール実行制御等が可能になります。

同様に、LINEやGMailなどへの通知も自由自在。もちろんTwitterやEvernoteなどでも利用可能です。随時環境把握したり、ログを取ったり可能ですね。

少し手間は大きくなりますが、難しい知識が必要なわけではないので、是非合わせて利用していきましょう。特にGPS位置連動制御は、家電制御の自動化には非常に有効です。

詳細な手順は以下の公式マニュアルを参照ください。

 

まとめ:sRemo-R2は、設定を面倒に思わない玄人向けのスマートリモコン

以上、sRemo-R2の使い方とメリット・デメリットでした。

「スマホアプリがつかいにくい(わかりにくい)」というデメリットはあるものの、実機能としては他社製品にはないユニークかつ実用的な機能が豊富に搭載された魅力のある製品です。

「手っ取り早く便利に使いたい」という人には向きませんが、「家電制御、IoT好きで細かい設定Welcomeだぜ」なんて方にはむしろうってつけかと思います。

本記事が自分にあってるか見極めて利用する参考になれば幸いです。

 

sRemo-R以外のスマートリモコンも以下で紹介しています。比較の参考にしてみてください。

いじょうでっす。

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