普段Windows使いの皆様、半角/全角キーで、IMEオンオフやめられたでしょうか?
まだ半角/全角キーでIMEオンオフしている方はこちらへどうぞ↓
Windowsで英数/かな入力切替は無変換/変換キーでしよう
ということで、半角/全角キーでIMEオンオフはありえない!って思えた方は、さらに快適なキー操作へ進みましょう。
今回は、キーバインドの変更。
- レジストリレベルからの根本的なキー配置の変更
- AutoHotKeyというアプリを使ってのソフトウェア制御によるキー操作変更
この2つを今回はご紹介していきます。
1.ChangeKeyによるキー配置の変更
まずは、レジストリ(OSシステムレベルでの登録情報)レベルでキー配置(キーマップ)を変更します。
レジストリレベルでのキー配置変更は、かなり根っこからキー配置情報を変更するようなものです。常時、ほぼすべての動作に対して、そのキー配置が有効になると思っていいでしょう。
それを簡単に行えるのが「ChangeKey」というソフト。こちら↓。
Change Key 非常駐型でフリーのキー配置変更ソフト
(オフィシャルページは別ですがこちらのほうがわかりやすいので^^;)
レジストリ変更により、アプリ常駐などをすることなくキーマップ変更が実現されます。
そして、ChangeKeyはWindows10でも問題なく使えることが確認できています。
キーマップ変更ソフトはいくつかありますが、Windows7以前に作られたものがWindows10ではそのまま動作しないことはよくあります。その点ChangeKeyは問題ありません。
使い方は簡単で、アプリを実行して、入れ替えたいキーを選択して登録、再起動するだけ。
レジストリ変更等を行うため、Windows10の場合アプリ実行時に管理者として実行するようにしましょう(exeの右クリックメニューから可能)。
どのキーを入れ替えるか
ということで、キー配置の入れ替え方はわかったと思いますが、キー操作環境改善にはどう配置するのがよいのか。
これは、基本的にはその人の好みや使っているアプリ、エディタに依存すると思います。ですので、基本は各自で好みにあわせてもらうのですが、その上でも誰にでも共通の鉄板キー配置が一つだけあります。
「CapsLockキーをControlキーにする」
ということ。
CapsLockは、CapitalLettersLockの略で、すなわち大文字固定機能。
これ、いりますか?
いや、いる人もいると思います。アルファベット大文字のみの見出しをよく書くんだ、とか。
それにしたって、それにしたって、こんなShift、Tabに並ぶ押しやすい位置に陣取る必要はないでしょう。
もっと使用頻度の高いControlキーよりもよっぽど押しやすい位置にいます。むしろ、Controlキーはもっと押しやすくあるべきです。
いつの間にか慣れている、「Ctrl+C」、「Ctrl+V」、「Ctrl+T」などなど・・。それ本当は押しにくくはないでしょうか? 左小指を窮屈に折り曲げたり、本来左手でいけるようなキー(TやVなど)を右手で押していたりしませんか?
それらの問題が、
「CapsLockキーをControlキーにする」
ことでだいぶ解決します。一度試してみると、元のControlキーの配置なんてありえない!ってなること間違いないでしょう。
ただそれを実現するにあたって、キーマップをどうするかはいくつか選択肢があります。
- CapsLockとControlを入れ替えて配置
- CapsLockもControlもControlとして配置しCapsLockを消滅する
- CapsLockもControlもControlとして配置しCapsLockをさらに別に配置する
こんなところ。
ひとまず、お試ししてみたい場合、2か3で普段のControlも使えるようにしておくと仕事等への影響も少ないでしょう。3のCapsLockを別配置する場合は、死んでるキーを探してそこにアサインすると良いと思います(かなキーとかPauseキーとかInsertキーとか)。
ちなみに、自分は2で、CapsLock不要という考えです。プログラム書いてると、定数名などですべて大文字にしたりするのですが、Shiftかエディタの機能でことたります。短いならShift押しながらですし、長い場合でも、なにかしらメモ帳とは違ったエディタを使っていれば、すべてを大文字に変更する機能くらいあると思います。
ということで、CapsLockキーは、Controlキーにしましょう。
実際の自分のキー配置
せっかくなので、自分のキー配置もご紹介。
特徴は以下になりますね。
- 「CapsLock」を「Control」にする
- 「半角/全角キー」を「Esc」にしてEscを少し押しやすくする
- 「アプリケーションキー」を「かなキー」にして少し押しやすくする
- 「半角/全角キー」を念のため一応残して「アプリケーションキー」に入れておく
Escの押しやすさはVimというエディタを使っているゆえというのがかなりあります。
アプリケーションキーは、コンテキストメニュー(右クリックででるメニュー)をだしてくれるキーです。あまりマウスに手をもっていきたくないのですが、右クリックメニューにしかない項目等がよくあるので、キーボードからもアクセスしやすくしています。
結果的にかなキーが消滅していますね。なんにせよ、根っこから変わるのであまりに複雑な変更はしないようにしています。
以上がChangeKeyによるキー配置変更でした。
2.AutoHotKeyによるキーバインドの変更
ChangeKeyによるキー配置変更が意外と長くなってしまいました。ですが、AutoHotKeyは、語りだすとその比ではありません。機能豊富ゆえいくらでも追求できてしまいます。
ということで、今回は簡単なご紹介だけ。
AutoHotKeyは、常駐型のキーバインド等の変換を行えるアプリケーションです。
常駐型のアプリケーションということで、常にキー解釈のためにアプリケーションがバックグラウンドで起動している必要があります。そのため、極わずかですがキー解釈への負荷が余分にかかる等のデメリットがあります。
しかし、それを補って余りある程に、強力なアプリです。
一体何ができるのか、というと既にしっかりまとまっている日本語ページがあるのでこちら↓を参照すると詳細がわかります。
ボクの主な目的は、ホットキーの割り当てです。非常に多くのことができるAutoHotKeyですが、複雑なことをさせたいのではなく、よりキー操作がしやすいキーバインドの実現が基本です。
キーバインドの変更だけならChangeKeyじゃだめなのか?とも思うかもしれませんが、例えば複数のキーを使ったキー処理などがChangeKeyでは実現できません。
例えばMacの「Command+Q」でアプリの終了、っぽくするために「Alt+Q」にアプリ終了を割り当てる。それが以下のスクリプト記述で行なえます。
!q::Send,!{F4}
return
これが、「Alt+Q」を「Alt+F4」にマップした処理になります。これで「Alt+Q」でアプリの終了ができます。「Alt+F4」より断然押しやすくなりますね!
とまぁ、こういったことができるのがホットキーの割り当てです。マウス操作にも割り当てたり、逆にキーボードでマウス操作っぽい挙動も実現できたりもします。どういったホットキー構成にしていくかは、その人の趣味趣向に依存していくので、わたくしの趣味は別途まとめたいと思います。
AutoHotKeyの導入
AutoHotKeyの導入手順は、簡単にいってしまえば
- AutoHotKeyをダウンロードしてインストール
- スクリプト作成
- 実行
以上です。簡単ですね(^-^)。以下が詳細です。
AutoHotKeyは公式ページからダウンロード可能です。
AutoHotKey公式ページ
インストール手順の英語マニュアルがこちらにあります。
The Basics
以下それを日本語にしてあります。
インストール手順
- AutoHotkeyホームページに移動します。
- ダウンロードをクリックします。
- AutoHotkeyのインストール中に、UNICODEまたはANSIから選択するように求められます。通常は、UNICODEを選択します。完了まで進めます。
スクリプト作成手順
- デスクトップ等を右クリックします。
- メニューの「新規作成」を選びます。
- [新規作成]メニューの[AutoHotKey Script]をクリックします。
- スクリプトに新しい名前を付けます。注:.ahk拡張子で終わらなければなりません。 Ex. MyScript.ahk
- その新しく作成したファイルを右クリックします。
- [スクリプトの編集]をクリックします。(ない場合テキストエディタでこのファイルを開きましょう)
- 先程のスクリプト例などを記述します。
- ダブルクリックすることであなたのスクリプトが実行された状態になります。
長々と書いてありますが、インストールして、テキストエディタでスクリプトを書いて、拡張子「.ahk」で保存して、実行。以上です。
タスクトレイにこんなアイコン↓が出ていれば動作しています。
そのタスクトレイアイコンを右クリックすると、各種メニューがあるので色々いじれると思います。
以上AutoHotKeyでした。まずは簡単なキーバインドからはじめて、徐々に拡張していくと楽しいと思います。
まとめ
以上、キー操作改善のため、キーバインドをいじる2つのアプリを紹介しました。
自分のAutoHotKeyはいずれ紹介したいと思います。
それでは、快適なキー操作を楽しんでください。
コメント
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