日本でもどんどん普及し始めているスマートスピーカー(AIスピーカー)。その中でも2大巨頭ともいえるのがAmazon Echo(アマゾンエコー)とGoogle Home(グーグルホーム)ですね。こちらでは、この2大巨頭のスマートスピーカーを徹底比較していきます。
Amazon Echo vs Google Home 徹底比較一覧
さっそく比較、そして一覧してしまいましょう。
項目 | Amazon Echo | Google Home |
---|---|---|
価格(税込) | 11,980円 | 15,120円 |
対応音楽サービス | Prime Music Amazon Music Unlimited dヒッツ au うたパス AWA | Google Play Music Spotify(Free含む) au うたパス |
対応動画サービス | (予定:Fire TV連携 Prime Video操作) | Chromecast連携 Youtube操作 Netflix操作 au ビデオパス操作 |
主な連携サービス | Amazon Prime関係 (Primeショッピング, Prime Photos…) | Google Webサービス (Google Photos, Google Map…) |
他の製品 バリエーション | 安価版 Echo Dot スマートホームハブ付 Echo Plus スクリーン付 Echo Spot (海外のみ モニター付きEcho Show) | 安価版 Home Mini (海外のみ高音質版Home Max) |
検索 | Bing検索利用 | Google検索利用 |
スケジュール管理 | Google カレンダー連携 Microsoftカレンダー Apple カレンダー | Google カレンダー連携 (一部機能限定) |
ショッピング機能 | Amazonショッピングリスト操作 ショッピング対応予定 | 日本該当なし 海外はウォルマートなど |
ニュース読み上げ | 各種Webメディアなど多数対応 | ネットラジオニュース連携 |
本の読み上げ | Kindle対応書籍 海外ではAudibleも対応 | Google Play Storeの オーディオブック |
通話 | 予定 | 日本不可 |
プッシュ通知 | 雨予報や電車遅延など 対応あり | 予定あり |
家電操作 | スマート家電連携 Echo Plusでハブ省略 (予定:FireTV連携でテレビ電源) | スマート家電連携 Chromecast連携でテレビ電源 |
日本提携企業 | NTTドコモ NHK JR クックバッド 三菱UFJ ヤフー Skill提供他多数 | au Netflix Spotify ラジコ ダイワハウス 食べログ 楽天レシピ ホットペッパー |
スピーカー | 2.5インチウーファー 2.0インチツイーター | 2インチドライバ 2インチデュアルパッシブラジエーター搭載 ハイエクスカーションスピーカー |
ハードウェア 特徴 | 7つのマイクで集音性能高 ビームフォーミングで音声出力性能高 | マイクは2つだが音声認識性能は高い 低音が効いた良音質スピーカー |
IFTTT連携 | 可能 TriggerはあるがActionはなし | 可能 TriggerはあるがActionはなし |
拡張 プラットフォーム | Skills 日本1000個以上 海外2万5千Skill以上 | Actions on Google 日本400個以上 |
話者認識 | 海外可能 日本未定 | 6人まで可能 |
Bluetoothスピーカー として利用 | 可能 | 可能 |
外部スピーカー利用 | オーディオ端子 Bluetooth出力 | Bluetooth出力 |
色 | 3色 黒系、白系、グレー系 | 白系一色 別購入で色替え可能 |
これを踏まえた上で、さらにそれぞれの強みをざっくりまとめてみましょう。
- Prime会員サービスとの連携が強力
- Skills(拡張アプリ)の数が豊富
- ハードウェア性能の高さ
- コストパフォーマンス(性能の割に安い)
- 既に世界シェアを獲得(他企業が提携しやすい)
- Googleの検索技術・Webサービスと連携
- 日本語認識性能の高さ
- Spotify無料版も利用可能
- 話者認識やプッシュ通知などの機能で先行
- 日本では販売先行し評判良し、ソニーなどにもAI採用
比較概要は以上です。以下では各項目をより詳細に徹底比較していきます。
各項目の詳細な比較
以下では購入の決め手になりうる特に重要である要素をピックアップして比較していきます。
音楽サービス
まずは音楽サービスについて。使える音楽サービスで音楽再生機能のクオリティ自体が変わるともいえる重要な部分ですね。
Amazon Echoの場合
「Prime Music」「Amazon Music Unlimited」「dヒッツ」「うたパス」「AWA」が対応しています。Spotifyは今後対応予定とのことです。選択肢も豊富で、さまざまな料金プランや、聴ける楽曲に合わせたサービス選択ができるのがよいですね。AWAがフル楽曲では聴けませんが無料で利用も可能です。後述で各サービス一覧でまとめています。
Google Homeの場合
Google Homeの場合、「Google Play Music」「Spotify」「うたパス」のどれかとなりますが、SpotifyがPremiumはもちろんのこと無料版でも利用可能なのが大きいですね。また、Google Play Musicなら手持ちの楽曲をアップロードして聴ける点も大きいでしょう。音楽サービス選択肢はAmazon Echoほど多くはないですが、特徴的な機能をもったサービスを利用できるのが魅力でしょう。
音楽の比較まとめ
使える音楽サービスの料金・特徴を表にしてみましょう。
【Amazon Echo向け音楽サービス】
サービス | Prime Music | Amazon Music Unlimited | dヒッツ | うたパス | AWA |
---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 325円(=プライム会員料金) | 980円 プライム会員650円 Echoプラン380円 | 540円 | 324円 | 960円 無料も可 |
曲数 | 200万曲以上 | 4000万曲以上 | 450万曲以上 | 500万曲以上 | 4300万曲以上 |
特徴 | 豊富なプレイリスト | さらに豊富なプレイリスト | 邦楽が充実 任意曲指定難あり | auユーザーのみ可 邦楽充実 任意曲指定不可 | 豊富なプレイリスト 任意曲指定不可 |
※プライム会員価格は年額支払いの場合の料金
【Google Home向け音楽サービス】
サービス | Google Play Music | Spotify | うたパス |
---|---|---|---|
月額 料金 | 980円 無料プランも可 | 980円 無料プランも可 | 324円 |
曲数 | 4000万曲以上 | 4000万曲以上 | 500万曲以上 |
特徴 | 豊富なプレイリスト 保持している音楽を アップロードして利用可能 | 豊富なプレイリスト SNS連動 | auユーザーのみ可 プログラムのシャッフル再生のみ 邦楽豊富 |
Amazon側は、安価なものを含む豊富な料金プランが魅力的です。また、プライム会員とAmazon Music Unlimted両方を利用して月額975円というのは脅威の価格でしょう。ビデオや配送などの音楽サービス以外の様々な特典がついて、他音楽4,000万曲級サービスとほぼ同価格(むしろ5円安い)です。邦楽に強いdヒッツ540円の選択肢も何気に強力です。AWAの無料プランはお試し的な感覚なので実用には少し難しいかと思います。
Google側は、Googla Play Music無料プランで楽曲アップロードして利用、Spotifyの無料プランでざっくり音楽を聴く、というように無料プランの組合せでそれなりに音楽を楽しめるのが大きな特徴です。
Google Homeで無料で楽しめるのも大きいですが、総合するとAmazon側の低価格帯含む選択肢の豊富さが優位でしょう。
動画サービス、テレビ連携
動画サービスも連携できれば、気軽に見たいものが再生可能になります。リモコン操作無しでドラマの続きを再生なんてことも可能ですね。
Amazon Echoの場合
※日本語版ではFire TV連携は現状未対応となっています。英語版では対応済みサービスですので近いうちに対応されるでしょう。
Fire TV(Stickなどシリーズ商品全般)と連動して、Prime Videoの再生操作が可能です。Fire TV自体は、HuluやNetflix, Youtubeなどと連携していますが、それらのボイス操作は現状あまりサポートされてないようです。
また、テレビと連携して電源のオンオフも可能です。再生動画の音量コントロールや、早送り、巻き戻し等の操作も声で可能です。
Google Homeの場合
Chromecastと連動して、現状YoutubeとNetflix、auのビデオパス(近日)の再生が可能です。こちらも同様に、Chromecast自体は、Huluなど他の動画コンテンツとも連動していますが、現状はGoogle Homeを介した操作には対応していません。ただ、こちらは将来的に操作をサポートすることを明言しているので近いうちに操作可能となると見てよいでしょう。
また同様に、テレビと連携した電源のオンオフが可能です。再生動画の音量コントロール、早送り、巻き戻し操作も可能です。
動画サービスまとめ
大きい差は、Prime Videoを扱えるのは将来的にもAmazon Echoだけだということです。Prime Video自体は非常に優秀なコンテンツなので、Prime Videoの音声コントロールまで可能となるのは魅力的です。GoogleはYoutubeが自社コンテンツであり音声操作も可能ですが、YoutubeはオープンなコンテンツなのでFire TVからも視聴は可能です。ただ、Alexaでの音声操作は現状できませんし、将来できるかも不明ですので、Youtubeが扱いやすいのがGoogle Homeなのはたしかでしょう。
参考
Google Home and Chromecast vs. Amazon Echo and Fire TV: Which is the best hands-free TV experience?
Use Your Alexa Device to Control Your Fire TV
ショッピング
ショッピングに関してはいわずもがなAmazon通販との連携は強いですね。
Amazon Echoの場合
Prime会員であれば、Amazonショッピングが可能です。買い物リストへの追加や、簡単に再注文なども可能です。買いたい商品を探すというよりは、いつも頼んでいるものを簡単に注文できるというのが魅力となるでしょう。AmazonDashボタンも不要となるのではないでしょうか。
Google Homeの場合
アメリカではウォルマートなどと連携をしています。日本ではどうなるか不明です。
ショッピング比較まとめ
Amazon通販連携は、大きなAmazon Echo独自の機能ですね。普段日用品含めてアマゾンから買い物している人や、Dashボタンを使っている人には、購入の手間が減って良いですね。
Google Homeは現状未定で、対応企業にもそれらしきもの(通販系)が挙がってないので、現状ショッピングまで便利にしたいならAmazon Echoだといえるでしょう。
本の読み上げサービス
本との連携はAmazonが持つ書籍サービスが強力です。
Amazon Echoの場合
Kindle本で「Text-toSpeech:テキスト読上げ機能」が有効の本が読上げ可能です。簡単にいえば、固定レイアウト型(漫画や写真集など)以外の本はおおよそ対応しています。合成音声での読上げになりますが、比較的問題なく聴くことが可能。Kindleの読書位置と同期するので、気軽に続きから本を耳で読むことが可能です。
海外では、Audible(オーディブル)の読上げにも対応しています。
Google Homeの場合
英語版では、Google Storeで販売中のオーディオブックの読上げに対応しています。オーディオブック自体は日本語のものもあるので近い内に日本語での利用も可能となるでしょう。
本の読み上げサービスまとめ
本の朗読サービスは、主に音だけでやりとりするAIスピーカー向きの良コンテンツです。あらゆるタイミングで、「本の続き読んで」で読書が再開可能なのは便利なこと間違いないでしょう。多くの本を取り扱っているKindleの本が対応しているのはAmazon Echoの大きなアドバンテージでしょう。
スマートホーム連携
ともにスマートホーム製品との連携が可能となっていますが、一部製品との連携しやすさに差がある製品があります。
Amazon Echo Plusのスマートホームハブ機能
対応した家電製品等の音声操作、また、スマートリモコン等をつかった既存の赤外線家電の音声操作等にも対応しています。スマートホームスキル・カスタムスキルという2種類の操作方法を提供して、シンプルな操作から、細かい操作まで幅広い操作が可能となっています。
また、Amazon Echoには、Echo Plusという製品がスマートホームハブ内蔵となっており、一部のスマートホーム製品をより安価に簡易的に利用可能とすることが可能です。こちらは以下で紹介しています。
Google Homeの場合
同様に、対応家電製品、スマートリモコン等をつかった既存の赤外線家電の音声操作にも対応しています。日本でもスマートホームデバイスとして操作できる製品が増えてきており徐々に対応が広がって使いやすくなっています。
Amazon Echo Plusのようなハブ対応製品はありません。
スマートホーム連携のまとめ
双方ともに、対応製品が普及してきており、スマートリモコンで既存家電操作も可能として、着々とスマートホーム操作対応が広がっています。ともにスマートホームの起点となるデバイスとして注目です。Echo Plusのように、スマートホームハブ対応製品を出している分Amazon Echoのほうが一歩先をいっているのが現状という印象です。
それぞれのスマートホーム化具体例は以下を参照ください。
安価版製品バリエーション
それぞれのシリーズには、タイプ違いの製品が存在します。それらを選択肢にすることもできますし、買い足して連動させることも可能です。その辺の機能性を見ておきましょう。まずは安価版の製品です。
Amazon Echo Dot
まず、安価版のEcho Dot。価格は5,980円(Prime会員3,980円)です。 スピーカー性能が落ちますが、機能はEchoとほぼ同じものが使えます。スピーカー性能は落ちるものの、Bluetoothで外部スピーカーと接続したり、オーディオ出力プラグが利用できるため、外部スピーカー接続して音質をコントロール可能です。ほぼそれを前提としているといっても良さそうです。
また、家中にあるEchoデバイスと連携が可能であるため、別の部屋に安価で配置して、連携するという使い方に便利です。連携では、電話や音楽を流すこと、電気をつける、などが可能です。
参考:Using Multiple Alexa Devices
Google Home Mini
同様に6,480円のGoogle Home Miniがあります。スピーカー性能はGoogle Homeよりは落ちますが、価格にしては悪くありません。外部スピーカー接続は、Bluetooth接続かChromecastを介したものに対応しており、Echo Dotのようにライン出力はできないのに注意です。
Echo同様に家中にあるGoogle Homeと連携して、リモートからコントロール可能なので、複数部屋を連携するのに安価で導入しやすいものとなっています。
安価版製品まとめ
Echo Dotの方がライン出力がある分だけ外部スピーカー接続はしやすい利点がありますね。ただ、共にBluetooth接続は可能なので事足りることも多いでしょう。そのまま利用した場合のスピーカー性能としてはGoogle Home Miniの方がよいのでそれぞれ一長一短という感じですね。
その他の製品バリエーション
日本未発売のものも含めて、他のバリエーションも見ておきましょう。
Echo Plus, Echo Show, Echo Spot, Echo Look
Amazon Echoには、スマート家電連携に特化したEcho Plus、スクリーン付で情報が確認しやすいEcho Spot、が日本で発売されています。また海外では、モニター付き上位版Echo Show、ファッションチェックも可能なEcho Lookなどもあります。
日本でもスマートホーム化目的でのEcho Plus、スクリーン付で機能豊富なEcho Spotは非常に魅力的な製品となるでしょう。
詳しくは「Amazon Echoのおすすめ機種はどれ?各種類との違いを比較」でまとめています。
Google Home Max, 他社製品
Google Homeシリーズには現状モニター付製品がないのが特徴的です。ただ、今後「Googleアシスタント搭載スマートディスプレイ」としてモニター付製品を他社が発売していく予定があります。
海外では、音質が格段にあがったGoogle Home Maxという製品もあります。現状全体の選択肢としてはバリエーションが少ないですね。
製品バリエーションまとめ
Amazon Echoが、モニター付きやスマートホームハブ機能付きなどで製品タイプが豊富で魅力的ですね。
今後注目としては、特にモニター付き製品が増えて、需要も高まっていくであろうことが予想されます。既に日本でもモニター付き製品の販売を始めたAmazon Echoが現状先行していると言えるでしょう。
拡張プラットフォーム(外部アプリ)
サードパーティが拡張するプラットフォームが用意されています。それぞれの発展具合を見ておきましょう。
Amazon Echo : Alexa Skills
Alexa Skills(スキル)と呼ばれ、既に開発プラットフォームとして成熟しつつあり、海外では既に2万5千以上のスキルが存在します。日本でもEcho発売日と同時に250以上のスキルが提供予定です。
また、スキル開発報酬プログラムも確立されており、開発者モチベーションが高いのも特徴的です。スキルは、声で楽しむゲームや、知識を満たすもの、ピザを頼むものなどが人気です。
参考
Amazon Echo: 20 Best Skills in the Alexa App
Amazon Alexaスキル開発でマネタイズ、その報酬の仕組みと稼ぐコツとは?
Google Home : Actions on Google
Actions on Googleと呼ばれるプラットフォームで開発可能です。Alexa Skillsには及びませんが、着々と対応サービスが増えていっています。Actionsを通して支払いを伴うサービスも可能なので収益化も可能ですが、Google自体からの報酬プログラムは現状確認できていません。こちらも、知識を満たすものやピザの配達、Uberを呼ぶなどのサービスが存在します。現状日本版は、食べログ、楽天レシピなどの数十程度のアプリが対応しています。
こちらでGoogle Homeアプリについてまとめています。
「Google Home」の外部アプリ(Actions on Googleのサービス)紹介!おすすめアプリは?
拡張プラットフォームまとめ
先行の利と報酬プログラム等も影響してか、世界的にはAmazon Echo側の拡張サービスのほうが充実しているのが現状です。日本においてどうなるかはこれから次第です。また、開発して収益化も考えるなら、現状はAmazonのほうが確実そうです。
月額料金プランは?
各種サービスを利用するには、別途月額料金が必要なものがあります。どういった使い方ができるでしょうか。
スマートスピーカーで最も主要な要素の一つの音楽サービス内容と、主なオプション内容をあげて料金で並べて、代表的なモデルが以下のようなものです。
月額料金 | 組み合わせ | 曲数 | 主なオプション |
---|---|---|---|
0円 | Google Home + Google Play Music(無料) + Spotify(無料) | 4000万曲 | 聴き放題はシャッフル再生のみ 手持ち曲の利用 |
324円 | うたパス | 500万曲 | 任意再生不可 |
325円 | Amazon Echo + Amazon Prime | 200万曲 | Prime ViedoやPrime ショッピング |
380円 | Amazon Echo + Amazon Music Unlimted(Echoプラン) | 4000万曲 | なし |
540円 | Amazon Echo + dヒッツ | 450万曲 | 邦楽が豊富 |
975円 | Amazon Echo + Amazon Prime + Amazon Music Unlimited | 4000万曲 | Prime ViedoやPrime ショッピング |
980円 | Google Home + Google Play Music (またはSpotify Premium) | 4000万曲 | 手持ち曲の利用 |
※Amazon Prime, Music Unlimitedは年間払い料金
やはりここで注目は、Amazonの低価格帯の選択肢の豊富さと、オプションの強力さですね。最もお得で強力なプランが、「Prime + Amazon Music Unlimited (975円)」で他音楽サービスとほぼ同等の価格ということでしょう。他の音楽サービスと同価格で、ショッピング特典やPrime Videoなどの強力なPrimeサービスが付与されるのはお得すぎます。
月額無料で利用したい場合は、Google Homeの方が向いています。Spotifyの無料プラン、Google Play Musicの手持ち曲利用を使えば、数で言えば相当な楽曲を楽しめるでしょう。ただし、どうしても使い勝手は悪くなると思います。Amazon EchoのAWA無料プランは試聴という感じなので、実用には向いてないでしょう。
どっちを買う?おすすめは?
ここまでの詳細比較した項目と価格なども加えた評価を表にまとめてみましょう。
項目 | Amazon Echo | Google Home |
---|---|---|
本体価格 | ○ | △ |
音楽サービス | ○ | ○ |
動画サービス | × | ◯ |
ショッピング | ○ | × |
本読み上げ | ◎ | △ |
スマートホーム連携 | ◎ | ○ |
安価製品 | ○ | ○ |
他製品バリエーション | ◎ | △ |
拡張サービス | ◎ | ○ |
月額コストパフォーマンス | ◎ | ○ |
音声認識性能 | ○ | ◎ |
実際には、一概にいいきれない部分もありますし、重要ではない項目もあると思いますので参考程度とはなります。それにしてもAmazon Echo側の、コストパフォーマンス、Amazon Prime関係の連携、拡張サービスの充実っぷりなどで、Amazon Echoの方が良い項目は多い結果ですね。
だからといって、単純にAmazon Echoの方がいい、とはいいきれません。検索やユーザー趣向解析などのバックグラウンド技術や、Youtube、GMail、Google Calendar、KeepなどのWebサービス、そしてAndroidOSとPixel端末、とGoogleにはAIで互いに補間できる強力かつ様々なサービスが存在します。これは一概に、通販やPrimeサービスでは及ばない、よりベースの力でもあります。
実際、スマートスピーカーのベース性能である、音声認識とAI解釈力に関しては、Google Assistantの方が良いという報告が多いようです。
細かい機能差に関しては、お互いが追従してくるでしょう。話者認識やプッシュ通知などGoogleHomeでのみの機能はAmazon Echoも取り込み(済み)ますし、逆もしかりです。
これらを踏まえて、特に多くのユーザーにとって重要な項目を考慮し、「月額コストパフォーマンス」「拡張サービスによるできることの豊富さ」そして、「Prime会員という強力なオプション」、この3点の強さから、やはり現状のおすすめは「Amazon Echo」でしょう。本体価格も低いので導入も低コストですし、試すにも良いと思います。Google関係のサービスのヘビーユーザーなどはまた状況が変わるかもしれませんが、一般的にはAmazon Echoがお得かつ高機能というのが現状です。
参考
【Siri vs Alexa vs Google Assistant】AI音声アシスタントの聞き取りテスト、各国8人の音声を一番聞き取るのはどれか?
まとめ
いかがだったでしょうか。どちらも強力なデバイスであり、また強力なサービスをもっていて魅力的ですね。どっちかに決めずとも両方買うという選択肢もあります笑。Google HomeでGoogleサービスをスムーズに利用しながら、Amazon EchoでAmazon Primeをフル活用する、のが一番便利ですね。複数AIがいるのも個性がみれてかわいいかもしれません笑。
それぞれの詳細なできることは別記事にまとめていますので、よろしければご覧ください。
Amazon Echo vs Google Homeについては、いじょうでっす。
コメント
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