Amazon AIスピーカー「Echo(エコー)」シリーズが招待者から順次発売を迎え、僕もなんとか発売2日後に手に入れることができました。
僕はEchoシリーズの上位版に当たる「Echo Plus(エコープラス)」を購入しました。こちらではEcho Plusを数日使ってみたレビューをお伝えしていきます。
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写真で見る「Echo Plus」
簡単に写真で実機を見ていきましょう。
こんな箱で届きます。
開けると純白のEcho Plusが登場。箱背面には特徴も記載されています。
ちなみにこの白カラーすごい気に入ってます。カッコイイです。
電源アダプタは少し大きいのでコンセントなどには余裕が欲しいですね。
左から、Echo Plus、Clova WAVE、Google Home。Echo Plusが最も長身ですが、実は最もスリムで横幅をとりません。
反応中は上部のリングライト、ブルーに光ります。そして、話者に耳を傾けるように、聞き取っている方向(左下)のライトがより明るく光っています。機能的な上にかっこいい。
以上が実機写真です。以下で使用感レビューを見ていきましょう。
「Echo Plus」のレビュー
こちらでは主に注目ポイントついてレビューしていきます。Echo自体の特徴や、何ができるかは記事末のリンクを参照ください。
最大の特徴はスキルによる拡張性
間違いなく最大の特徴となるのは、「スキル」の存在による拡張性です。
スキルの存在によって、「AIスピーカーでできること」が他社製品と比較しても何倍にも広がっています。
「銀行残高を聞く」「自分の好きなWebメディアのニュースを聞く」「お弁当の予約をする」・・といったユーザーの用途にあったできることが、多く用意されています。これだけで他社製品を圧倒しているともいえる程「できること」に差をつけています。他社もいずれ追随してきますが、しばらく先となります。
スキルで具体的にできることは以下を参照ください。
音声検出・認識性能が高い
続いて大きな特徴は、「音声検出・認識」性能の高さです。Echoハードウェアの特徴として、「7つのマイクとビームフォーミングによる高品質な音声検出」があります。まさにその特徴そのままに、音楽再生中、雑音下、遠い距離から、などの環境下でも見事に音声認識します。
Echo Plusの上部のリングライトが話者の方向に対して光るようになっており(冒頭画像参照)、ビームフォーミングにより耳を傾けてくれているのがわかりやすいです。他社製品だとGoogleHomeも音声認識性能は高いですが、雑音下ではEchoの方が反応しやすい印象でした。
日本語認識力は十分。読み上げは少々癖が
Echoで心配だったのは、日本語認識性能ですが、全く問題ありませんでした。使っていて日本語解釈の問題であると感じることは現状ほぼ経験していません。
アマゾンはGoogleなどと比較して、日本語(特に音声)を扱ってきた背景が薄かったため、Google Assistant程の認識精度がでるかが一番の心配でした。Echo発表会で「1年かけて日本語用の新しい言語解釈対応をしてきた」と述べた通り、日本語解釈は力を入れて実用十分レベルに仕上がっています。
日本語”認識”とは違いますが、現状日本語文中の英語ワードの読み上げがなんだか変です。Amazonのことを「アメィゾン」といったり、Modeのことを「モデ」といったりします。英単語がでてくるニュースなどが多い場合には、違和感を感じることが多いかもしれません。徐々に改善されるでしょう。
スマートホームハブ機能は良好
「Echo Plus」の特徴的ともいえる機能が「スマートホームハブ機能」です。Zigbee無線形式のスマートデバイスと簡単につなげることが可能です。
日本では、現状上記の「Philips Hueのライト」が主な対応製品となります。Philips Hueのリモコンなしで、どこまでライトコントロールできるか不安でしたが、オンオフはもちろん、明るさの調整、色調の調整もEcho Plusのみで可能でした。
スマートホームハブ機能の詳細はこちらをご覧ください。
Amazonショッピングも対応

プライム会員であれば、アマゾンショッピングも既に可能です。こちらは他社にない、Echoシリーズの大きな独自特徴の1つですね。
商品を見て確認などができないため、基本的にはAmazonで購入している日用品用途が主かと思います。少し前に発売された、Amazon Dashボタンを不要とすることが可能かと思います。「(いつもの)お茶を注文しておいて」で注文完了です。
音質は比較的良い
音質は想定より良かったです。Echoシリーズの価格帯的にあまり期待していませんでしたが、十分聴けるスピーカーです。
他社製品と比較した印象としては、LINEの「Clova WAVE」に近く中高音域が強いです。「Google Home」は低音が効いていますがこもったような印象で、Echo Plusの方がきれいに抜けるような音の印象です。
「Echo Plus」は、スタンダードな「Echo」と比較すると、主にスマートホームハブ機能によるグレードアップですが、高音域スピーカー性能も上がっています。そのためEcho本体で音楽を楽しむつもりであれば、Echo Plusを検討すると良いと思います。
現状日本版で未対応項目あり
アメリカなどでの販売が先行しているため、アメリカ版からの前情報としてできるといわれていても、日本では未対応のサービスがありました。大きなところだと以下です。
- Fire TVと連携したPrime Video操作
- AudibleやKindle本の読み上げ
両方共日本でしっかりサービス展開されていますし、対応しないメリットもないと思うので、日本語音声による操作対応待ちだと思われます。近いうちに対応されるでしょう。
他にもアメリカ版ではハンズフリーやメッセージ送信なども可能ですが、これらは日本の通信キャリアとの連携が必要なため対応されるか自体不定ですね。
以下で現状の日本版対応待ちサービスををまとめています。
まとめ
以上AmazonのAIスピーカー「Echo Plus(エコープラス)」のレビューでした。
総合的にみて、「Echo」シリーズは買いですね。元々スマートスピーカーの先駆者として、世界的にもシェアの多いAmazon Echoです。日本語認識が課題となるかと思われましたが、概ねクリアしてきた印象。導入コスト、月額コストも抑えることも可能ですので、最もコストパフォーマンスがよいAIスピーカーであることは間違いありません。それでいて、上述したとおり、スキルの存在により、現時点でできることが最も多いのもEchoシリーズです。
Amazon Echo自体のできることや特徴、シリーズ製品はこちらでまとめていますので、購入検討時は合わせて参照ください。
Amazon Echoとは?特徴と他社AIスピーカーとの違いを紹介!
Amazon Echoのおすすめ機種はどれ?各種類との違いを比較
いじょうでっす。
コメント
echo plus(とHueホワイトグラデーションランプ)を購入した者です。
こちらの記述について質問させてください。
>Philips Hueのリモコンなしで、どこまでライトコントロールできるか不安でしたが、オンオフはもちろん、明るさの調整、色調の調整もEcho Plusのみで可能でした。
これは、Hueのハブは有りでの動作でしょうか?
echo plusを買えばスマートホーム機能があるため、ハブ無しでもecho plusからランプの色調の調整(白色→黄色っぽい光など)もできると思ってecho plusを購入したのですが。。
ハブ無しだとオンオフと調光程度しかできず。。
他のサイトも見比べましたが、こちらのサイトの方が詳しそうだったので質問致しました。
ご存知でしたらお願いします。
>T.Yamamura様
はい、ハブ無しで色調変更も可能ですよ~。
改めて音声内容確認してみると、デバイス名が「ライト」なら
「アレクサ、ライト白にして」
「アレクサ、ライト暖色にして」
で色調変更が可能ですね。
微妙に白は「白色」は通らなかったり、ちょっと色指定にクセはありますね^^;。
また、以前試したときは
「アレクサ、ライト黄色にして」
で暖色になった気がするんですが、黄色は通りませんね^^;。
記憶違いかもしれませんのでこちらは参考程度でお願いします。
後ほど記事にも追記しようかと思います。よろしくお願いします。
>運営者様
ご返信、どうもありがとうございます。
頂いた文面通りに(デバイス名:電気)
「アレクサ、電気を白にして」
「アレクサ、電気を暖色にして」
でやってみると無事成功できました…‼︎
買ったばかりの頃何回か試した時はなぜかうまくいかなかったので…できないものと思っていました。助かりました。
また記事を読ませて頂きます…‼︎
どうもありがとうございました。