(2018/12/06 第3世代との違いの注意と比較記事リンク追加)
Amazon Echo(アマゾンエコー)シリーズの中でも最も安価で手の出しやすいEcho Dot(エコードット)。音質が低いなどの気になる点がありますが、それを補って余りある様々な使い方が可能な製品です。
こちらでは、Echo Dotはどういった使い方ができるのか、Echoとの違いを踏まえて見ていきます。
※こちらは第2世代 Echo Dotに関する記事です。新型第3世代との違いは以下で紹介しています。
Contents
Echo DotとEchoとの違い
安価版のEcho Dotと、標準モデルのEchoとの違いは以下です。
- 価格
- 大きさ
- スピーカー性能
- 電源方式
- カラーバリエーション
Echo DotとEchoでできること自体は基本的に変わりません。
AIアシスタントAlexaの性能に差はありませんし、Amazon Echoの特徴である集音性能の高さを実現するマイクの数も変わりません。機能面の差はほぼないといっていいでしょう。
以下で変わる項目を比較してみましょう。
項目 | Echo Dot | Echo |
---|---|---|
価格 (税込み) |
5,980円 | 11,980円 |
大きさ | 32mm x 84mm | 148mm x 88mm |
スピーカー | 0.6インチ | 2.5インチウーファー 0.6インチツイーター Dolbyデュアル |
マイク数 | 7個 | 7個 |
電源方式 | マイクロUSB(9W) | 電源アダプタ(21W) |
カラーバリエーション | 黒、白 2色 追加着せ替え5色 |
黒、白、グレー系 3色 着せ替えも同じ3色 |
簡単にいえば、Echo DotはEchoに比べて安くて、小さくて、スピーカーがしょぼい、ということです。それに加えて、電源がUSB式なのでモバイル性も高く、着せ替えカバーが多いので家具等に合わせた配置が可能、という感じですね。
意外と知られてないのが、マイク数はAmazon Echoと同じ7個も内蔵されているということ。つまりAlexaを使う際の音声認識性能は全く劣らないんです。
トータルしてEcho以上に導入しやすくも、機能性は高い、良デバイスですね。実際アメリカでもEcho以上に、このEcho Dotが最も販売台数の多いスマートスピーカーとなっています。
Amazon Echo Dotの効果的な使い方
上述した特徴を踏まえて、Echo Dotの効果的な使い所を見ていきましょう。
単体で使う
もちろん、単体で使っても問題ありません。
AIアシスタント「Alexa(アレクサ)」は、Echoと同様のフル機能で利用可能です。音楽を聴くのはもちろん、ニュースを聞いたり、天気予報を聞いたり、アラームをかけたり、質問したり。
こういったハンズフリー音声操作による利便性が6千円ほどで生活に付加できるのは、単純に悪くない話でしょう。
既存スピーカーにつなげて使う
Echo Dotの大きな特徴が、安い分スピーカー音質が低いということです。
ですが、Echo Dotは、3.5mmオーディオ出力端子を備えており、ケーブル一本で手持ちのスピーカーを利用することが可能なのです。
同様に、Bluetooth音声出力機能も備えているため、Bluetoothスピーカーの利用も標準で可能です。
つまり、Echo Dotは自由に既存スピーカーを利用することが可能なのです。
そもそも良い性能のスピーカーをもっているのであれば、Echo Dotと既存スピーカーの組み合わせの方が、Echo以上に良い環境にもなりえます。
Echo Dotは安さによるデメリット「スピーカー性能の低さ」を簡単に補うことが可能なのです。
各部屋用のサテライト端末として使う
Echoは各部屋ごとなどに、複数台あっても有効的な使い方が可能です。
Echo同士はグループ化が可能なので、グループ単位でスマートホーム操作や音楽をかけることも可能です。また、近くコミュニティ機能でEchod同士で内線通話のようなことも可能になります。
子供部屋で一斉に音楽をかけたり、電気をつけて朝起こしたりといったことが可能、また、ご飯の用意ができた連絡なども簡単にできるようになりますね。
複数のEchoがあれば、家全体で便利にできる。そんな環境を、手頃な価格で容易に導入する使い方も良いと思います。音質は上記の通りあとからいくらでもカバーが効きますからね。
外に持ち歩いて使う
電源供給方式がマイクロUSB(9W)ということで、モバイルバッテリーや車などから電源を取ることが可能でしょう。
ということで、外や車で簡易的なスピーカー端末として使ってしまうのも実用的です。
バーベキューやドライブ中などに、少し音質は落ちますが様々な音楽を聴くことができて、さらには、天気予報や、多くのスキルでゲームやカラオケなどもできてしまう。こんな使い方も悪くないと思います。
Google Home Miniとの比較
ライバル製品筆頭なのが、「Google Home Mini」ですね。Google製の安価版スマートスピーカーです。
AmazonとGoogleのAIアシスタントは、それぞれ多少のできることなどに違いがありますが、日々お互いにアップデートしており追従していっている状態です。今後も互いに更新されていくでしょう。
AIアシスタントとは対照的に、アップデート出来ないのが端末ハードウェア機能です。以下のような違いがあります。
項目 | Amazon Echo Dot | Google Home Mini |
---|---|---|
価格(税込) | 5,980円 | 6,480円 |
タッチ操作 | 物理ボタン x 4 | タッチボタン x 2 |
Bluetooth出力 | ○ | ○ |
オーディオ出力(3.5mm端子) | ○ | ✕ |
何よりも大きいのが、オーディオ出力端子の有無です。
上述してきたとおり、「Amazon Echo Dot」はオーディオ出力端子やBluetooth出力を備えているため、自由に既存のスピーカーを利用可能。それに対して、「Google Home Mini」はBluetoothスピーカーのみが利用可能、という大きな差があります。
既存スピーカーを利用すると決める場合、より安定したライン出力でつなぎたい人も多いでしょう。
また、細かいところだと、タッチ操作もボタンの数が多いAmazon Echoのほうがやりやすいでしょう。Google Home Miniの場合、一分操作は長押し操作等となります。
Amazon EchoとGoogle Homeでできることに多少の違いがあり優劣つけ難いですが、ベースとなるハードウェアに注目すると現状Amazon Echo Dotのほうが機能的でおすすめですね。
まとめ
以上Amaozn Echo Dotの特徴をEchoやGoogle Home Miniと比較しながら、使い所を紹介してきました。
なんといっても安価で導入しやすいのが魅力のEcho Dot。気になる音質も簡単にカバー可能ということで、AIスピーカーのお試しとしても、その後の本格利用も可能な良デバイスだと思います。ぜひお試しください。
Echo Dotは壁掛けホルダーと一緒に利用するのもおすすめです。
こちらも合わせてチェック
また、Amazon Echoシリーズでどういったことができるのかは、以下で詳しく紹介しています。あわせて御覧ください。
いじょうでっす。
コメント
[…] ついに日本上陸 「Amazon Echo Dot」をセットアップしてみた(ITmedia PC USER) Amazon Echo Dotの効果的な使い方 ~Echoとの違いとは?~(Techs Life さん) 我が家にAmazon Echo dot がやってきた!! 自腹体験レポートいくよ(More Access! […]
Echo をモバイル利用するには、Echoの接続先を、モバイルWi-Fiと自宅Wi-Fiとで切替える必要がありますが、一度接続して、Amazonに保存したWi-Fiアクセスポイント間は自動で切替わってくれないのでしょうか?
アプリから、いちいちWi-Fiを更新、アクションボタンで接続変更しています。
>moja様
残念ながらボクの方でも手動でWifi設定する方法しか確認できませんね。
外出先でWifiホットスポットを利用するヘルプ↓がありますが
ヘルプ:Echo DotをWi-Fiホットスポットに接続する
同様にアクションボタン長押しを要する接続し直しが必要そうですね。
Google HomeはBluetooth出力できますよ
コメントありがとうございます。
確認する限り、Google Home、Google Home Miniが可能なのは、「Bluetooth入力によるBluetoothスピーカー機能」かと思います。
本文で取り上げさせてもらっているのは、Google Homeから外部スピーカーへ音を出力する部分になり、そちらは非対応と認識しています。
ややこしい部分で恐縮ですが、このような認識です。よろしくお願いします。